トップ特集『証し 日本のキリスト者』著者・最相葉月さんインタビュー 無名の信仰者に光を 6年で135人から聞き書き 2023年4月1日 構想10年。北海道から沖縄、五島、奄美、小笠原まで全国の教派の異なるキリスト者延べ135人から聞き書きした1000ページを超える「証し」の数々――。『青いバラ』『星新一』など、独自の視点で現代の諸相を取材、執筆してきたノンフィクションライターの最相葉月さんが、6年がかりで取り組んできたテーマは日本で1%未満の「キリスト者」だった。 クリスチャンの個人的な信仰告白――「証し」という一般にはなじみの薄い概念をタイトルに掲げた大著が、一般の大手出版社であるKADOKAWAから刊行されたことで、教会関係者の間でも大きな話題となっている。東京・銀座の教文館で3月21日に催された講演会にも、同書で取材を受けた信徒を含め約100人が参加し、関心の高さをうかがわせた。 各