『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔/明日香出版社) テレワークの習慣は、このまま日本に根付くだろうか。単に仕事をこなすだけなら、それほど困るわけではない。しかし、同僚たちとの何気ないコミュニケーションは減っている。せめてもの抵抗として、テレビ会議で変な背景にしてツッコミを待ったり、リアクションを大き目にとったり…としているが、やはり限界はある。 雑談などのコミュニケーションは、仕事を円滑に進めていく上で不可欠だ。緊急事態宣言の期間中、改めて大切さに気付いた人は多いだろう。そこで、本稿では『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔/明日香出版社)を紹介する。テレビ会議や、久々の出社でのコミュニケーションに生かしてほしい。掲載されているテクニックは、仕事だけでなく、プライベートの飲み会でも生かせる。 取引先との一言、何から始める? 社会人がまずぶつかる壁のひとつが、社外の人とのやり取りだ。筆者も、初め