今週のメルマガの前半部の紹介です。 先日のことです。「海外派遣された自衛官の自殺率は一般国民の10倍」という話が大きな波紋を呼びました。ちょうど安保法案も議論されているタイミングでもあり、関心を持った人も多かったのでしょう。 ただ、「ちょっとその数字はないな」というのが筆者の率直な第一印象でしたね。確かに海外、それも戦地への派遣は肉体的にも精神的にも負荷はかかるでしょうが、人間はそうした外部からのプレッシャーには相当打たれ強くできているというのが、筆者のかねてからの持論です。 というわけで元ネタを当たってみれば、なんのことはない。イラクから撤収後の10年間ほどの累積数を国民一般の1年間の数と比較しちゃってるんですね。そりゃ十倍になりますね。「チェルノブイリ原発事故の作業員のべ86万人のうち既に5万人が亡くなっている!」という引っかけネタと同じようなものです。※ 「それでも10万人あたりの年