キャンサーペアレンツ代表理事 西口洋平さん(40)/大手人材会社の営業職として働いていた2015年、胆管がんと診断される。翌年、仕事と抗がん剤による治療を続けながら、「キャンサーペアレンツ」を設立(撮影/写真部・加藤夏子)この記事の写真をすべて見る がんになってもお金に困らないために(AERA 2020年2月10日号より) がんになると働けないこともある。お金に困らないために、どんな選択肢や制度があるかを把握しておくことが大切だ。AERA2020年2月10日号では、事例をもとに備えるべきことを紹介する。 【表で見る】がんになってもお金に困らないために、どんな制度がある? * * * 子育て世代のがん患者のコミュニティー「キャンサーペアレンツ」代表理事の西口洋平さん(40)が4年前、「子どもを持つがん患者でつながろう」と呼びかけたのは、働く世代だけに、仕事や一家の家計を支える立場としての