【梁山聯合ニュース】植民地時代に日本に持ち出された韓国南部、慶尚南道・梁山地域の文化財が93年ぶりに故郷に戻り、展示される。 梁山市などは9日、同市と梁山遺物展示館が「梁山」という地名が使用されて600年になるのを記念し、10月15日から来年1月12日まで「100年ぶりの帰還 夫婦塚特別企画展」を開催すると明らかにした。 企画展には夫婦塚から出土した金銅馬鞍、勾玉(まがたま)の首飾り、金製の耳飾りなど68点が展示され学界からも注目を集めるとみられる。金銅馬鞍は韓国で出土した中で最も精巧なものとされる。 6世紀の新羅時代のものとみられる夫婦塚は、同市内にある古墳の中で規模が最も大きい。 これら文化財は日本の植民地時代だった1920年に、日本人が夫婦塚から掘り出し日本に持ち出した。 韓国と日本は1965年に「文化財及び文化協力に関する協定」を締結し、日本に残る韓国の文化財の返還を進めてきたもの