レンタカーを利用する外国人観光客が増えるなか、東北では紅葉が見頃を迎える10月の利用者数が突出している。空港などからの二次交通を補う役割を果たす一方で、事故増加の懸念も出てきた。東北6県などの自治体や観光関連の民間企業でつくる「東北観光推進機構」は、「外国の方が運転しています」と周囲に知らせるマグネットステッカーを配布するなど、事故を未然に防ぐ対策に乗り出している。 国土交通省によると、インバウンド(訪日外国人客)の増加に伴い、レンタカーを利用した外国人観光客は2011年の17万9千人から15年には70万5千人となり、5年間で4倍近くに増えた。 レンタカー全体で見ると、年間の事故件数は6千件程度とやや減少傾向で推移している一方で、外国人ドライバーによる事故は増えている。 公益財団法人交通事故総合分析センターは、観光や出張で日本に滞在してレンタカーを使った外国人ドライバーの交通事故を分析。過