「お世話になっております」「了解です」「失礼します」──。コロナ禍のリモートワークによって、こんな淡白なやりとりにモヤモヤを感じる人は多いのではないだろうか。 または、期限を過ぎた仕事に対して、遅れの理由が分からず相手に苛立ちを覚えることもあるだろう。隣で働いている様子がわからないからこそ、仕事のプロセスを共有し、温度感のあるコミュニケーションが必要だ。これはリモートワークでも、オフィスワークでも大切な「心がけ」の話である。 メールの返信には、1本目、2本目の間に、1.5本目のメールが存在している──。 仕事において大事なのは、どれだけ相手に、「待たされた」という感覚をもたせないかだ。同じ1週間をかけて同じ答えを出したとしても、「1週間も待たされた」と思われるか、「たった1週間で、ここまでやってくれた」と思われるか。その差は、この1.5本目のメールにかかっている。 言い換えれば、1.5本目