9月24日、東京都教育委員会は都立高校の今年度の入試で「男女別定員制」の影響により、およそ800人が不合格になっていたと明らかにしました。この数はかつての受験生や保護者に驚きをもって受け止められています。 「制度がなければ合格できた?」「子どもに志望校を諦めさせた…」 都は、今後段階的に制度を見直し、撤廃する方針を示しました。これからの受験生にはどんな影響があるのでしょうか?(首都圏局/ディレクター 村山世奈・木村桜子) 約800人不合格の衝撃 9割近くは女子 この衝撃のデータは、ことし9月に都教委が男女別定員制を見直す方針を公表した際に、今年度の入試を分析した結果として示しました。男女別定員制で女子生徒の方が高い点数をとらないと合格できない状況はわかっていたものの、都が具体的な数字を明らかにしたのはこれが初めてです。 それによると、全日制普通科の74校で、点数だけで評価すると合格になるは