●特集 地方創生ネクストステージ──コロナ禍の先を見据えて 第2期地方創生がスタートした。本格的な人口減少社会の中での持続可能な地域づくりを模索するものだが、今回のコロナ禍が前途に影を落としている。コロナ禍のような災禍の際には社会の「変化が加速する」「課題が顕在化する」と言われるが、日本でもリモートワークなどのIT化が進展する一方、観光に依存した地域経済の脆弱性が露呈するなど、地域を取り巻く環境は大きく変わりつつある。自治体はこうした変化を踏まえながら、その先を見据えた地方創生にどう取り組んでいくのか、考えてみたい。 ■ウィズコロナ時代の地方創生/宮脇 淳 新型コロナウイルス感染拡大以前に検討された地方自治体の基本構想や総合計画、そして地方創生の計画が、どこまでコロナ克服に向けた経済社会活動の変化に対して矛盾なく説明できる内容になっているか、あるいはいかなるリスクを抱えるに至っているか、今