前回は、「Hello World!」というメッセージを表示する簡単なスクリプト(関数)を例に、Google Apps Scriptの基本となる作成や保存、実行の流れを紹介した。スクリプトの実行では、スクリプトマネージャから行う方法のほか、メニュー項目に追加する方法や、ボタン図形を作成してクリックで実行する方法などは覚えておくと役に立つだろう。 今回から2回にわたって、スプレッドシートでのカスタム関数の作成と、文書をメールに添付して送るスクリプトを営業日報をサンプルとして紹介する。 カスタム関数は、マイクロソフトのExcelでいうところの「ユーザー定義関数」に相当するものだ。Google Appsの中ではスプレッドシートに特化した機能だが、スクリプトを実行例として典型的な使用例のひとつとも言えるだろう。 さっそくだが、下記のような営業日報シートを用意した。あくまでサンプルなので、入力する項目