出雲大社の本殿遷座祭で、本殿へ向けて神職に担がれ仮本殿を出るご神体=10日午後7時44分、島根県出雲市、筋野健太撮影出雲大社の本殿遷座祭で、神職に担がれて八足門内へ入るご神体=10日午後、島根県出雲市、筋野健太撮影ご神体とともに本殿前の楼門(左)に入る行列=10日午後8時、島根県出雲市、森井英二郎撮影 【岡田和彦】60年ぶりの「平成の大遷宮」を迎えた出雲大社(島根県出雲市)で10日夜、5年がかりの修繕を終えて蘇(よみがえ)った本殿(国宝)に祭神の大国主神(おおくにぬしのかみ)がかえる本殿遷座祭が営まれた。 【特集】重なる遷宮 出雲と伊勢 約8700人の招待客らが見守る中、修繕中にご神体をうつしていた仮殿から神職16人に担がれたご神体のみこしが出発。境内をゆっくり周回した。本殿前の二つの門をくぐったご神体が本殿に入った後、神職の「おー、おー、おー」という声が響き、御神座への大国主神の帰還