岐阜県関市が、ふるさと納税の返礼品に「空気」を加えた。前回の改元時に元号と同じ字で脚光を浴びた平成地区で採取したものを缶に詰めた。中身はただの空気と5円玉。寄付額5千円ごとに1缶贈る。 尾関健治市長は「平成最後に平成地区の元号橋で集めた空気。周囲は緑も水も非常にきれいな場所。すぐに開ける人はいないと思うが、平成地区の美しい空気を想像しながら大切にしてもらえたら」と話した。 この缶詰は道の駅平成で1缶1080円で売っているが、缶の材料費などから出た値段で、空気自体はただ。平成地区の空気を保存するという点に価値を見いだしてほしいとする。 尾関市長はかつて関市の返礼…
豊臣秀吉の陶像は5月1日から一般公開する(京都市東山区) 豊臣秀吉をまつる京都市東山区の豊国神社で、かつて境内にあった陶製の秀吉像が24年ぶりに復活する。1995年の阪神大震災で台座が壊れて以来、長く蔵の中で保管されてきたが、5月1日の新天皇即位に合わせる形で境内で再び公開されることになり、神社では「令和の安寧を秀吉公に見守っていただきたい」としている。 高さ約1・1メートルの秀吉像は太平洋戦争中に制作されたとみられ、同約1・8メートルの台座には「皇紀二千六百年記念事業」「修道学区内各種団体」と記されていた。京焼・清水焼で知られる地域らしく像も台座も陶製で、秀吉像は釉薬のかかったあめ色がりりしさの中にも優雅な風情を醸す。 唐門(国宝)のそばに安置されていたが、阪神大震災の際に石灯籠が倒れて台座に当たり、修理不能なほど粉々に砕けた。秀吉像も一部破損したものの無事に修復が行われたが、台座につい
【売り上げの減少に悩む御在所サービスエリア=四日市市で】 10連休が27日から始まるのを前に、四日市市にある東名阪自動車道の御在所サービスエリア(SA)が集客に苦しんでいる。新名神高速道路の新四日市ジャンクション(JCT)―亀山西JCT間が開通したことに伴い、並行する東名阪の交通量が減少しているため。御在所SAは改元記念で増加が見込まれる伊勢神宮への参拝客を呼び込み、客離れに歯止めを掛けたい考えだ。 中日本高速道路によると、慢性的だった東名阪四日市インターチェンジ(IC)―鈴鹿IC間の渋滞は新名神の開通で大幅に緩和。名古屋から関西方面へ向かう人が新名神を選ぶためとみられる。同社は「10連休中も5キロ以上の渋滞は発生しない」と見込む。 一方、御在所SAは交通量が分散したことで、売り上げの減少に悩む。昨年度は上下線に約780万人が訪れるなど、東名阪のSAで最も利用者が多いといいうが、新名神開通
改元を祝う「まつさか」の歌詞を作成し、最終曲で唄を披露する後藤直弘さん=郡上市八幡町、郡上八幡旧庁舎記念館前 30日夜から5月1日未明にかけ郡上市八幡町の郡上八幡旧庁舎記念館前で「平成から令和 徹夜で祝う郡上おどり」が行われる。最終曲「まつさか」を、新時代を祝う"替え歌"にして踊りを締めようと、郡上おどり保存会のうたい手後藤直弘さん(81)=同市八幡町=が歌詞を作成した。後藤さんは「一夜限りの特別な『まつさか』。最後まで残ってくれた踊り手たちの心に刻まれる魂のこもった唄にする」と話している。 「初春令月風和(やわら) 大伴旅人(たびと)が書き下ろす(中略)新元号の令和の日 記念日となる今日ここに―」。後藤さんは、歌詞の中で令和の由来となった万葉集に触れ、新時代の始まりの瞬間を踊りで祝うことができる喜びや感謝などを込めた。 また「郡上おどり保存会 大正十と一年に結成されて百年(ももとせ)(中
トランプ米大統領は26日の日米首脳会談で、新天皇と会見するため国賓として訪日するよう安倍首相から打診された際、米プロフットボールNFLの王者を決める「スーパーボウルの100倍もの大きな行事」と説明され、決断した経緯を披露した。トランプ氏は5月25~28日に来日し、5月1日に即位する新天皇と初めて会見する国賓になる。 トランプ氏によると、首相から招待された際、当初は「えー、行けるかどうか分からない」と決めかね、「教えてほしい。その行事は日本人にとって、スーパーボウルと比べてどれくらい大きいものなんだ?」と尋ねた。首相が「だいたい100倍ぐらいだ」と答えると、トランプ氏は「行く。そうだったら行く」と来日を決めたという。 この日の日米首脳会談の冒頭でも、トランプ氏が「130年ぶりぐらいの出来事なのでしょう。とても異例なことだ。本当にすごい行事なんだ」と語ると、首相は「陛下がご退位されて、新しい天
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の騒音が激化している。市への2018年度の苦情件数は、前年度の1・5倍。常駐していない外来機の飛来が増えており、市は沖縄防衛局などに抗議しているが改善されない。4月28日は、1952年に沖縄が日本から切り離された「屈辱の日」。基地負担の軽減にはほど遠い状況が続く。 バラバラバラバラ……。ヘリコプターのローター音が聞こえると、丘の向こうから機体が浮かんできた。23日午後2時40分。住宅地の真ん中にある普天間飛行場の西側に隣接する公園にいると、1~5分程度の間隔でヘリが飛び立っては旋回していった。30分間で14回にのぼった。「毎日こんな感じ。米軍はやりたい放題。まさに傍若無人」。散歩中の近くの男性(82)は話した。 市に寄せられた昨年度の苦情は、この10年で最多の684件。最も少なかった09年度の8・4倍だ。「いま戦争中なんですか? 1分おきに戦闘機みたいな音
前回の改元時に、新元号と同じ字を使った日本唯一の地名として一躍脚光を浴びた岐阜県関市の平成(へなり)地区。令和時代を前に、最後の「平成フィーバー」に沸いている。 4月中旬、平成地区近くの「道の駅平成」は平日でも駐車場がほぼ満杯。愛知県長久手市から来た70代女性は「平成最後の思い出作りに来ました」。店内には平成の元号を発表した時の小渕恵三官房長官(当時)の写真が飾られている。 平成グッズに加え、令和グッズも続々。平成ポロシャツや平成焼酎、「ありがとう!平成桜水まんじゅう」、「最後の平成饅頭(まんじゅう)」、純米酒「令和」、令和のポストカード付きの平成メモ帳、令和焼き印ゴーフレット、平成地区の空気を詰めた缶詰も。運営会社によると、前年と比べて4割ほど客足が増えている。 4月に入り、関市の企画会社…
養老鉄道(大垣市)の全線開通百周年記念出発式が二十七日、同鉄道大垣駅のホームで開かれ、沿線七市町の行政や経済関係者ら五十人が節目を祝した。新たに導入した新型車両「7700系」の運行も始まった。 一九一三(大正二)年に養老-池野間が開業。一九年四月二十七日に桑名-揖斐間五七・五キロの全線が開通した。近鉄などを経て、二〇一八年からは七市町でつくる養老線管理機構が施設や車両を保有、養老鉄道が運行する形態となった。 式で、養老線地域公共交通再生協議会長の小川敏・大垣市長は「さらに安全、安心な運行を進めていただき、利用者増加と沿線地域の活性化、公共交通網の整備に務めていきたい」とあいさつ。原恭社長も「百一年目以降も、しっかりと頑張っていきたい」と述べた。テープカットやくす玉を割って祝した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く