2月17日に打ち上げが中止された、H3ロケットの初号機。 「それは一般に失敗といいます」と記者会見で言い放った記者に多くの批判が集まったことは、まだ記憶に新しい人も多いのではないだろうか。 この日の打ち上げでは、システムが異常を検知した結果として、シーケンスの中断が決定されている。 そのため客観的に見て、「打ち上げ失敗」ではなく「打ち上げ中止」というのが正しい表現だろう。 しかし共同通信の記者は「失敗」という言葉を引き出そうと粘り、SNS上で多くの反発を招いた。 おそらくこの出来事では、 「事実を都合のいいように言い換えさせようとする狡猾さ」 「挑戦者に対するリスペクトの無さ」 が多くの人の気に障り、騒動になったのだと理解している。 それはそうであろうし、正直、記者を擁護できる理由は何一つ思い浮かばない。 しかしその上で、この問題はそんな程度の扱いで、このまま終わらせてもいいのだろうかと危