米Xのリンダ・ヤッカリーノCEOは8月6日(現地時間)、広告業界の複数の連合とそのメンバー企業を独禁法違反で提訴したと発表した。「これらの組織とその幹部の違法行為により、Xは数十億ドルの損害を被った」としている。 Xのオーナー、イーロン・マスク氏も自身のXアカウントで、ヤッカリーノ氏のポストに「2年間平和な解決を試みてきたが、もう戦争だ」と添えてリポストした。 米テキサス州連邦地裁への提訴の対象は、GARM(責任あるメディアのための世界同盟)、WFA(世界広告主連盟)、GARMのメンバーである CVS Health、Mars、Orsted、Unileverだ。 GARMは、WFAのメンバーが2019年に、デジタル広告主のブランド安全性に関する基準を設定するために設立した団体だ。世界の広告費の9割以上を占める大手ブランドが参加している。 ヤッカリーノ氏は、GARMが大手ブランドと「共謀」し、