24日に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち2号」の光跡が28日未明、美作市内で確認され、倉敷科学センター(倉敷市福田町古新田)の三島和久学芸員が撮影に成功した。 衛星の軌道データと天体の位置などから撮影に適した時間と場所を推定し、美作市の大芦高原で待機。28日午前0時12分、太陽光を反射しながら北北東の空から地平線に消えていくのを捉えた。 観測には専門知識が必要な上、軌道の特性から日本では夏至前後の1カ月間に北空の低い位置でしか見えないという。三島さんは「限られたチャンスをものにできた。打ち上げられたばかりの衛星が輝きながら移動する姿は刺激的だった」としている。
高梁市は26日、岡山県の高校生が主人公のSFアニメ「天地無用」の新シリーズ「愛・天地無用(仮題)」が同市を舞台に制作されると発表した。まちのPRにつながるとして、市は制作費用のうち広告宣伝費1684万円を負担する方針。 「天地無用」は高校生の柾木天地が地球に来た宇宙人の騒動に巻き込まれるコメディータッチのアニメ。市によると、1992〜2005年にテレビ版(1〜3期)とビデオ版(同)、劇場版(3作)が作られ、根強いファンがいるという。 「愛・天地無用」はこれまで同様、倉敷市出身の梶島正樹さんが原作、吉備国際大アニメーション文化学部の井上博明教授がプロデュースを担当。日本テレビ(東京)の関連会社などが1億6848万円かけて制作する。 1話5分で50話程度の作品に仕上げ、東京都内が放送エリアのテレビ局・東京メトロポリタンテレビジョンで10月から平日夜に放送される予定。DVD化も計画されている。
大森雅夫岡山市長と片岡聡一総社市長は7日、岡山市役所で会談し、JR吉備線のLRT(次世代型路面電車)化を共同で検討し、議論のたたき台となる計画素案を今秋にまとめることで合意した。 非公開で会談した後、岡山市役所で記者会見した。両市長によると、吉備線LRT化について、都市機能を集約した「コンパクトシティー」の実現、観光振興といった面で有効との認識で一致。JR西日本を加えた3者で素案づくりを進めることにした。素案にはLRT化に伴って浮上する駅の増設や複線化といった現状からの変更点、事業費などを盛り込み、導入に伴うメリットとデメリットを市民に提示する。 計画素案は、LRT化の是非を含めた議論のたたき台とし、両市長は「市民のコンセンサス(合意)が得られれば、事業を進めていきたい」とした。 JR吉備線は岡山―総社間を単線で結ぶ20・4キロ。岡山市内に岡山、備中高松など7駅、総社市に総社、東総社など3
岡山県美咲町は、柵原ふれあい鉱山公園(同町吉ケ原)に整備している旧片上鉄道の“新駅”の名称を募っている。駅舎は今月末にも完成し、名称を決めた後、早ければ今夏に一般公開する。 新駅舎は木造平屋48平方メートル。外観は昭和初期に建てられ同公園に現存する旧吉ケ原駅の雰囲気を踏襲し、ベンガラ色の三角屋根で壁面は板張りとした。屋内に待合室や売店、トイレなどを備える。昨年10月に着工、駐車場(約30台分)は2015年度以降に完成の予定で、総事業費は約1億1600万円。 公園では現在、毎月第1日曜に県内外の愛好家でつくる片上鉄道保存会が旧吉ケ原駅を起点に約300メートル区間で展示車両を運転。今秋にはさらに約160メートル延伸した線路が開通する見込みで、その終点に新駅が整備され、両駅間で往復運行できるようになる。 名称は30日までに、本庁(同町原田)と2総合支所(柵原、旭)にある専用用紙かはがきで応募。1
流通大手・イオングループの商業施設「岡山ビブレ」(岡山市北区幸町)は11日、最終日の営業を終え、35年の歴史に幕を下ろした。同グループは、道路を挟んだJR岡山駅南で11月に大型ショッピングセンター「イオンモール岡山」(同下石井)の開業を予定。ビブレ跡地は新たな商業施設も視野に活用策を検討する。 この日は「売り尽くしセール」があり、終日にぎわった。家族3人で訪れたパート女性(37)=同市=は「流行の服が豊富でOL時代によく通った。なくなるのは寂しい」と話した。 午後7時の閉店後、正面玄関前でセレモニー。買い物客を前に越智浩行館長が「35年の営業を通じ岡山の文化の発展に貢献できたことに感謝しています」とあいさつ。従業員と一礼し、シャッターを下ろした。 同施設は1979年、「ニチイ岡山店」として開業。86年にファッション専門の「岡山ビブレ」となり、2011年からイオンリテールが運営してきた。 8
井原線を運行する第三セクター・井原鉄道(井原市)は1日、2013年度の利用状況をまとめた。沿線の路線バスが廃止・減便した影響で、利用客数は前年度比9・6%増の109万8368人。伸び幅は1999年の開業以来、最大となった。 内訳は定期券利用客が71万1960人(9・9%増)、定期券を除く一般客が38万6408人(9・1%増)。 定期客のうち通学は40万3200人(12・6%増)、通勤は30万8760人(6・5%増)。路線バスを運行していた井笠鉄道(笠岡市)が12年10月に経営破綻し、井原線と競合していたバスの岡山・矢掛―倉敷間は廃止、井原―福山間は大幅減便となったため、通勤・通学客を中心にシフトしたとみられる。 一般客も、12年度に値引きした休日乗り放題切符の販売が2万2650枚(24・2%増)と好調で、利用を伸ばした。 運輸収入は5・8%増の2億9995万円。3月には消費税増税前の定期券
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く