麻生首相は14日、ソマリア沖へ向かう護衛艦見送りのために訪れた広島県呉市で講演し、北朝鮮が人工衛星打ち上げを事前通報したことについて「衛星と称してロケットを打ち上げると言ってきた。日本の上を通過すると言っている。真下にいる県の人たちにしてみれば、途中で落っこちたら『てめえのところに落ちるなあ』と計算する。ふざけた話じゃないかという国が隣にある」と批判した。 北朝鮮は事前通報で、秋田県沖を1段目のロケット落下の危険区域に定めており、ロケットは東北地方上空を通過するとみられている。 また、首相はソマリア沖の海賊対策をめぐり、海上自衛隊派遣の必要性に言及するなかで「ソマリア海軍も対岸にあるイエメン海軍も、やる力もなければやる気もない状況が続いていた」と述べた。 さらに、民主党の小沢代表の一連の発言を批判。「米海軍第7艦隊で米国の極東におけるプレゼンスは十分だ」と述べたことに対しては「猛烈な