来るトランプ政権を先のレーガン政権となぞらえて解釈しようという報道、コラムが散見されるようになりました。 トランプも連邦法人税の20%減税等大型の減税政策を公約に掲げていますが、レーガン政権は経済学者アーサー・ラッファーが提唱した「ラッファーカーブ」に基づいた減税政策を主軸に据えていました。 ラッファーカーブは下図を見てわかるとおり縦軸:税収、横軸:税率を取った場合、縦横の関係は曲線を描くようになるという考え方です。 主に税率が0%、100%では税収は0になるので税収を最大化させるために税率を最適化させようという時に援用される考え方です。 かつてのレーガン政権も現状の税率は曲線の半分の右端の方にあると考えていて、税率を中央部分に寄せることで企業活動は活性化し、税収も最大化されると信じていました。 背景には、アメフトのスタープレイヤーから下院議員になったジャック・ケンプがラッファーカーブに惚