W44Tインタビューの後編ではデザインのこだわりについて開発陣に聞く。 →インタビューの前編はここから すっきりと見せるためのバスタブ構造 「デザインする上でイメージしたのは“手帳”。先進機能を洗練された印象にまとめて、あまり主張しすぎないようにしたかった」──。W44Tのデザインは、東芝デザインセンターで情報機器デザインを担当する宮路太平氏の言葉から分かるようにとてもシンプルだ。「目指したのは、すべてのユーザーに受け入れてもらえるデザインと、回転2軸スタイルで最薄のポジション」(同氏)。 石から削り出した塊のように凹凸が少ないシルエットがデザインの特徴。こうした形に仕上げられたのは、アンテナ部分をうまく処理したからだという。「アンテナは見えなくてもいいもの」という考えから、本体になじませる形で一体化した。 「いかにすっきり見せるか」。これが一番のこだわりだと宮路氏はいう。「ハイエンドモデ