今回の出展における特徴のひとつは、加藤恵を「水槽プロジェクション」「特殊プロジェクション技術」「プロジェクションマッピング」「4Kテレビ」という4つの方法で描いていることで、大本のデータは同一のモノを使用。そのため、様々なアプローチから“加藤恵を体験する”という研究の成果を、比較しながら味わうことができるのです。 しかもこの体験は、今盛り上がりを見せつつある「VR」ではありません。仮想世界への没入といった方向性とは真逆の、言わば「どうにかして、現実世界に加藤恵を呼び出す」という、二次元を三次元に近づける試みに挑戦しています。彼女のファンにといって、実に心が踊る切り口と言えるでしょう。 この出展が実現した背景には、もちろん様々な理由があるとのことですが、気持ちの上では「好きだから作った」「全力投球です」と、シニアテクニカルプロデューサーの倉田宜典氏が明かしてくれました。 ソニーが持つ技術力の