こっちでは公開よりだいぶん前だったのでかなりボカして感想を書いていたものの、もうある程度内容に言及してもいいだろうということで、ネタバレ有りで感想を書いてみます。 ちなみに、前回も描きましたが大人向けジブリアニメとしてはこれまでの最高傑作だと思いますが、逆に子供向けとしてはかなり厳しいです。親子連れだと微妙に気詰まりな場面を連想させるシーンもちらほらと。 「僕と契約して、航空機設計家になろうよ!」(嘘) 堀越少年は礼儀正しく折り目よく、下級生を虐める不良グループに真っ向勝負を挑むほどに純粋で強く、空をとぶことに憧れを抱く空想家で、近眼なのが玉に瑕という、どこにでも居る平凡な少国民でした。 しかし、彼に転機が訪れます。学校の先生から貸してもらった海外の航空雑誌、その中に描かれていたイタリア人航空機設計家カプローニが、夢のなかに現れ、囁きかけます。「僕と契約して、航空機設計家になろうよ!」 ・