「週に一度の豪華なディナーよりも、毎日の暮らしの中にあるパンとエスプレッソの素材や質にこだわりたい」。そんなコンセプトから、今年の4月に誕生したバール&ベーカリー「パンとエスプレッソと」。場所は表参道駅から徒歩7分、大通りから一本入った路地沿いにある。 我々を笑顔で迎えてくれたのは、同店のプロデューサー、マネージャーを勤めるバリスタの國友栄一さん(35)。イタリアで修行を積んだ有名バリスタでもある彼は、もともと大阪をベースに6年間、数々のバールやカフェ、ワインバーをはじめとする飲食店の企画・コンサルティングを行ってきた人物。同時に、東京コレクションでメンズブランド「FACTOTUM(ファクトタム)」のケータリングを行うなど、東京での仕事も多数手がけてきた。 同店オープンの背景について、「08年の9月ごろに日本橋三越のベーカリー『ミディ ア ミディ』が撤退、移転をして、新たなコンセプトの店舗