O157:集団感染 汚染源、堆肥の可能性 漬物材料の栽培に使用「牛の全頭検査必要」 /北海道 毎日新聞 8月18日(土)11時17分配信 材料の汚染源は牛フン堆肥(たいひ)か? 病原性大腸菌O157で道内の6人が死亡した集団食中毒。染谷孝・佐賀大准教授(土壌微生物学)によると、材料の野菜を栽培する際、O157に汚染された牛フン堆肥が使われ、人への感染につながった可能性があるという。その防止のため、保菌状況を調べる牛の全頭検査の必要性を指摘している。【今井美津子】 (社会面参照) 札幌市保健所は「岩井食品」(札幌市西区)が生産した「白菜きりづけ」を患者の感染源として断定。材料の白菜やキュウリ、ニンジンは、同社が仕入れた段階で既に汚染されており、殺菌が不十分だったのが人への感染を招いたとみている。 染谷准教授によると、牛の数%はO157を保菌している。フンに混じって排出されるが、通常は堆