兵庫県尼崎市の犬繁殖業者が無許可で多頭数の犬を飼っていた問題で、兵庫県警は25日、化製場法違反(無許可飼養)と狂犬病予防法違反(予防注射の未実施など)の疑いで、「ペットショップ尼崎ケンネル」の家宅捜索を始めた。違法状態を知りながら事実上放置していた尼崎市保健所も関係先として捜索している。 生活経済課によると、ペットショップ尼崎ケンネルは、10匹以上の犬を飼育する場合に尼崎市長の許可が必要な区域内にあるのにもかかわらず、化製場法に基づく許可を得ずに200匹の犬を飼っていた疑いがある。さらに、これらの犬の一部について、狂犬病予防法で義務づけられた尼崎市への登録や年1回の予防注射を怠っていた疑いがあるという。