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2010年8月27日のブックマーク (1件)

  • 佐久間艇長の遺言全文

    佐久間艇長の遺言全文 明治四十三年四月十五日、第六号潜水艇は潜航演習のため山口県新湊沖に進出、午 前九時三十分母艇暦山丸を離れ、午前十時前ガソリン潜航演習を開始した。しかし、 間もなく艇に故障が発生、浸水のため沈没全員殉職した。 ガソリン潜航とは、現代のスノーケル潜航のようなもので、海面上にパイプを出し、 空気を取り入れながらガソリンエンジンにより航行するという、当時としては斬新な 発想であり、同艇はこれを試験中であった。 この種の事故の際、引き揚げた艇内は阿鼻叫喚の状況を呈していたのが諸外国の例 に見られたが、第六号潜水艇の場合は、総員整然と持ち場に就いたままの姿で発見さ れた。そのため世界的に大きな反響を呼び、各国の潜水学校では現在も尊敬すべき潜 水艦乗りの姿として教育されている。 以下に、同艇艇長佐久間勉大尉が艇内に於いて死の直前まで書き続けた遺書の全文を 掲げる。 (下の写真は、遺