子どもから大人まで人気のオレンジジュースが、歯に悪い影響を及ぼすという研究結果をアメリカの歯科研究者が発表した。オレンジジュースに含まれる酸が、歯の表面を覆う固い歯のエナメル質を溶かすというのだ。ただし、唾液には酸を中和する働きがあるので普通に飲んでいる分には影響は少ないそうだ。むしろ、虫歯の原因になる糖分のほうが心配だという意見もある。 オレンジジュースに浸けたら硬度が84%減 日本で飲まれているオレンジジュースのほとんどは、アメリカとブラジルから輸入している。農林水産省によると、2008年のオレンジの濃縮果汁の輸入量は6万2476キロリットルだった。フロリダで大型ハリケーンの被害が続き柑橘類が大幅に減産して単価が上昇。そのせいもあって、07年は7万3812キロリットル、06年は8万139キロリットルと年々減っているものの、今も昔もオレンジジュースは子どもから大人にも人気がある。 ところ