東本願寺(京都市下京区)の飛び地境内、渉成園(しょうせいえん)(名勝)の秋の特別公開を前に28日、報道関係者向けの内覧会が行われ、人気漫画「バガボンド」の作者、井上雄彦さんが描いた宗祖・親鸞の屏風絵などが公開された。 屏風絵は平成23年の親鸞の750回目御遠忌にあわせ、真宗大谷派が井上さんに依頼、同年3月に完成した。六曲一双の屏風の右隻には民衆の中にいる親鸞が、左隻には静かに座る姿がそれぞれ描かれている。 渉成園の特別公開は昨年から始まり、今年は11月1~3日に行われる。特別公開では、このほか、普段は非公開で、版画家の棟方志功(1903年~75年)の襖絵44面がある持仏堂「園林(おんりん)堂」も公開される。