昨年に引き続き、お店ミステリ・ライトミステリが多数登場し戦国時代の様相を示すラノベミステリ。 今年は近年稀にみるラノベミステリの当たり年となりそうです。『号泣』『星見島に星は流れた』『シャーロック・ノート』『虹の歯ブラシ』『ウィッチハント・カーテンコール』など年間級傑作ラノミスが多く登場しました。 『号泣』はキャラノベながら友桐夏の再来を予感させ、ミステリマニアから注目を集めました。円居挽の第三シリーズ『シャーロック・ノート』と文春らしからぬラノベっぽい表紙・ペイパーバックを意識した装丁が目立つソフトカバーラノベ『キングレオの冒険』は異なる出版社の作品ながら世界観を同一にしています。長い沈黙を破って登場した久住四季の越境作『星見島に星は流れた』は非常に高い評価を得、ミステリ賞レースの有力馬との呼び声も。 この他、らいちシリーズ2弾にして、ミステリ要素だけでなくバカエロ要素もパワーアップした