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ブックマーク / psychen.hatenablog.jp (7)

  • 2021年に私が読んだ小説ベスト10 - なまくらどもの記録 ver.2

    今年読んだ冊数は451冊でした。 ストレスたまりーの、読まないと解消しないの繰り返し。 ・「言葉の園のお菓子番」(ほしおさなえ・だいわ文庫) 言葉の園のお菓子番 見えない花 (だいわ文庫) 作者:ほしお さなえ大和書房Amazon言葉の園のお菓子番 孤独な月 (だいわ文庫) 作者:ほしお さなえ大和書房Amazon 祖母の参加していた連句の集まりに参加することになった元書店員の女性。ことばについて、ひとについて、ものについて深く思うことができる一冊。 ・「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」シリーズ(鴨志田一・電撃文庫) 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない (電撃文庫) 作者:鴨志田 一KADOKAWAAmazon青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫) 作者:鴨志田 一KADOKAWAAmazon アニメ見てから、いつか原作読もう……と思っていたのですが、期待

    2021年に私が読んだ小説ベスト10 - なまくらどもの記録 ver.2
  • 2016-12-31

    今年読んだのは、424冊。例年より少ないですが、去年よりはましになった。 ・「翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 」(下)(妹尾ゆふ子・幻冬舎コミックス)(完結) シリーズ最終巻。だいぶ予想(してなかったけど)とは違う方向なラスト。これでこそ「翼」な気もする。主人公が病弱で身体鍛えてなんてかけらもしてないのでアクションなし、かんじんな「大事件」も伝聞。倒れるとかふらふらしてるところがほとんどだけど、「いい台詞」だけみんなに残して去っていく……みたいな。その「すかした」感じが楽しいんだな。 最初から最後まで、フルに楽しいシリーズで、たんのうさせていただきました。新しい巻が出るたびに、「じゃあ最初から読みかえそ〜」という気分になり、たいがい読み返してニヤニヤしてしまう、そんな繰り返し(……をしてしまうくらい間が空いているんだよね!)なシリーズで、毎回毎回楽しい。特に今回の読み返し、伏線回収があっ

    2016-12-31
  • 2016-11-03

    「その無限の先へ 5 (MFブックス)」今度の試練はリーゼロッテの「鮮血の城」。試練を「受ける」ために八人の仲間を集めなければならない。MMORPGっぽい世界観ですが、死をも超える体験をしてまでの戦いがあるというのは実に残酷。その中でのお互いの想いとかがぐっときます。あと、ツナのしょーもない内声も好きです。たまに女言葉のとことか。あまりに売っていなくて、出てないのかと思ってしまいましたが、やっと見つけました!かなり品薄みたいです。 「おこぼれ姫と円卓の騎士 白魔の逃亡 (ビーズログ文庫)」を読んで、(物理的ではなく)強い女主人公の少女小説って楽しい!って思えたのでいくつかご紹介。 「十二国記」(小野不由美・新潮文庫) ご紹介するまでもない有名なシリーズですが、特に女の子が活躍する巻が快感なことうけあい。それぞれがそれぞれに辛い憂き目にあい、そこから変わっていくことによって得るちから。 「ヴ

    2016-11-03
  • 2013-05-15

    「10thアニバーサリー・フェスタ スペシャル・ビーンズ文庫」(角川ビーンズ文庫)非売品のアンソロジー。「首の姫と首なし騎士」は騎士の休日。いつもの騎士がいつものペースで、だけど休日だったり。 「東の海神(わだつみ) 西の滄海―十二国記 (新潮文庫)」再読。遠く隔てられたふたつの国で、こどもが捨てられた。ひとりには助けの手が延べられたが、それは彼を故郷から遠い場所へと導いた。もうひとりを拾ったのは人ではなく……。なんといってもラストのイラストがよいね! 「この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)」少しだけ未来のお話。現実世界に対して「タグ付」された「強化現実」の世界に「悪性タグ」がはびこる日で、「悪性タグ」の一斉削除に乗り出した「架空軍」。「架空軍」のリーダーの一人である翼Pは、冷静にものごとを見て判断することのできる優秀なニートだった。いわば、「電脳コイル」の「メガネ」の世界。日の近未来

    2013-05-15
  • 2012-12-31

    2012年に私が読んだベスト。出版された年は無視しています。 今年読んだは473冊でした。年々少なくなっているのは、通勤時間がかなり少なくなっているから、というのが最も大きな理由です。 ・「仮面の貴族 道化の使命」全3巻(ロビン・ボブ・鍛冶靖子訳・創元推理文庫) 「ファーシーアの一族」シリーズの続シリーズの第二部完結巻。かつてこの国を救った英雄を助けた存在でありながら、その身を隠し、孤独に生きるフィッツ。次から次へと起こる困難の中、ついに倒れる!? この作品の魅力は説明が難しいのですが……主人公が主人公らしくないのも、その要因の一つだと思います。「かっこいい!」存在ではなくて、劣っているところがたくさんあって、でもすごいところもすごくあって、何より真摯で、他人なんてもう見捨てればいいのにできなくて、だからといって愚痴は心の中ぐらいにしておく。読み進めていくと、彼は「物語」の「主人公」では

    2012-12-31
  • 2011-10-03

    少女系ライトノベルでの、最近五年くらいにデビューされた新人さんのおすすめです。 ・宮野美嘉さん 「幽霊伯爵の花嫁」「幽霊伯爵」の元へ17人目の花嫁になることになったサアラ。一見、美貌を堂々と自慢する鼻持ちならない娘だったが、彼女は相当の変わり者で……。とことん正直なんだけど、自分自身についてはかなり正直でない、少女小説の主人公らしい「天然さ」も持ち合わせていないヒロイン、サアラがとても面白く読めました。そんな知りもしない相手のこと好きになれる訳ないとか、少女小説の王道への突っ込みをしてくれるのがまた痛快。 「簡単な理由ですわよ。私があなたに近付こうとするのは、私があなたを全く好きではないからですわ」 サアラ「幽霊伯爵の花嫁 (小学館ルルル文庫)」(宮野美嘉・小学館ルルル文庫)p124より ・木村千世さん 「双界幻幽伝」幽鬼を見ることのできるが、生きている人が怖いといってひきこもりまくりの朧

    2011-10-03
  • 2011-05-26

    2010〜2011年に最新刊が出ている(完結/未完結問わず)、最新刊まで五冊以下*1のおすすめ少女向けライトノベル作品です。やや新人より。 ・「金星特急」1〜4巻(嬉野君・新書館ウィングス文庫) 謎の美女金星の婿を決めるためという金星特急は途中下車は許されず、命をもかけた旅。何回もおすすめしていてしつこいですが、やはり。けっこうえぐい展開もアリが大丈夫であれば一押し!次が待ち遠しいです! ・「レッド・アドミラル」1〜4巻(栗原ちひろ・角川ビーンズ文庫) 少女小説界一の伊達男っぷりがすさまじいロディア様(女)がヒロイン。今最も旬なものが多い(と私が思う)ビーンズ文庫中では最もけらけら笑えていいところもある、旬なシリーズです。これからももりあがるど! ・「翼の帰る処」(妹尾ゆふ子・幻冬舎コミックス幻狼ファンタジアノベルス) 北嶺領を治める皇女の元で働くヤエトは、今日も今日とてひたすらに若隠居を

    2011-05-26
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