「Dの食卓」などのヒット作で知られるゲームクリエーターの飯野賢治(いいの・けんじ)さんが20日、42歳の若さで死去した。死因は「高血圧性心不全」。高血圧は自覚症状がないために“サイレント・キラー”と呼ばれ、全国で4000万人が患っているともいわれるが、直接の死因として報じられたのは、血圧の高い人にはショックだろう。 飯野さんは高校中退後、ゲームソフトの会社を設立。1995年に発売したミステリーアドベンチャーゲーム「Dの食卓」は海外でも人気を集め、約100万本を売り上げる大ヒットとなった。 若いころは太った体が特徴的だった。しかし、健康に気遣って「炭水化物抜きダイエット」を実践し減量に成功。高血圧の大きな原因である肥満は解消傾向にあったものの、最悪の結末を迎えてしまった。 高血圧の状態が長く続くと心臓は壁が厚くなって肥大化し、収縮する力を失っていく。また、高血圧によって動脈硬化などが進み、心