日本で活動する中国人作家・莫邦富(モー・バンフ)さんの中国語作品「鯛与羊(鯛と羊)」がこのほど刊行された。そこで今回、莫さんを取材し、日中文化交流の現状などについて聞いた。新華網が報じた。 Q:莫さんは日本で30年余り活動しているが、今の日本人は、全体的に見て中国にどのような見方を持っていると感じるか?30年で、そのような見方に変化はあるか?その原因とは? 莫さん:31年にわたる日本での経験を振り返ると、日本の中国に対する全体的な見方は変化していると思う。例えば、約20年前、私は日本で北京の白菜について書かれた本を見かけた。冬に白菜を保存するという習慣から、当時の中国の一般市民の生活を論じ、中国経済の分析を展開させていた。私は当時とても驚いた。日本人は、「虫眼鏡」を持って中国を見ており、小さなことから視野を広げ、深く分析するその能力には感服させられた。 しかし、20年後、変化が起きているこ