超大型で非常に強い台風21号について、台風に詳しい専門家は、東海や関東にとって近年経験したことの無い強さや大きさで上陸するおそれがあるとして、22日中の避難など、早めの対応を取ってほしいと呼びかけています。 午前10時ごろの観測では、本州から700キロ前後離れた北緯28度付近の台風中心の気圧が923ヘクトパスカルと、非常に強い勢力であることが確認できたということです。 坪木教授は「本州の近くまで北上しているにもかかわらず、これほどの強さを保っている台風は近年になく、昭和34年に高潮などによって甚大な被害が出た伊勢湾台風に匹敵するほどだ」と指摘しています。 そのうえで「勢力を弱めつつあるとは言え、非常に大型かつ強い勢力で上陸すれば、東海や関東にとって経験したことの無い状況で暴風や大雨に厳重な警戒が必要だ。また、東京湾や伊勢湾を中心に高潮のおそれもあり、進路にあたる地域は警戒が必要だ」と話して