時代劇ロケの聖地として知られた長野県富士見町の原野がメガソーラー発電所に様変わりすることになった。聖地だった理由は、本州では珍しいほど人工物が映らないこと。一昨年は映画「関ケ原」「忍びの国」のロケも行われただけに、関係者は「宿泊や食事で地元への経済効果は大きかった」と残念がっている。 【写真】「中学林」で行われたNHK大河ドラマのロケ風景=長野県富士見町境 メガソーラーとなるのは八ケ岳山麓(さんろく)に広がる富士見町境の約12・6ヘクタール。地元では「中学林(なかがくりん)」と呼ばれている。所有は地元の財産区で、9月14日に「管理者、富士見町長名取重治」名で京セラTCLソーラーとともに富士見町長あてに開発許可申請を提出。町環境保全審議会の審議(10月31日)を経て今月2日に富士見町長として名取氏が許可を出した。 事業計画書によると、財産区がソーラーパネル設置用地を造成し、京セラがシステム出