世界的なカーボンニュートラル(脱炭素)の潮流が加速するなか、自動車産業ではEV(電気自動車)へのシフトが加速している。そうしたなかこれまで「全方位戦略」と称し、ガソリン車、ハイブリッドやFCV(燃料電池車)など多様な選択肢を掲げ、EV化に遅れを取っていたリーディングカンパニー・トヨタ自動車もついに重い腰を上げた。これからトヨタ、いや、日本経済を支える屋台骨である自動車産業、ひいては日本そのものの未来はどうなるのか……。覆面作家にして経済記者、『トヨトミの野望』『トヨトミの逆襲』の著者である梶山三郎氏がレポートする。 * * * 「トヨタEV350万台販売 30年 世界目標大幅上げ 4兆円を投資」(『読売新聞』) 2021年の年の瀬も押し迫った12月14日、クルマのテーマパーク「メガウェブ」(東京・お台場のトヨタの施設)で、トヨタ自動車社長の豊田章男氏(65)がハデな説明会を開いた。翌朝の新
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く