この3行の説明のうち、「手を動かして何かを作る」というのは最後の1行のみしかない。つまり、デザインの全体のうち3分の2は手を動かして何かを作る前にやることがあるということ。これがデザインの本質だと鷹野氏は言う。 続けて、鷹野氏は自身が考えるデザインの定義を次のように説明した。 具体的な問題を解決するために情報などを【取捨選択して整理し、“スッキリ”させる作業】 具体的に「スッキリさせる作業」とは、以下の3つだ。 内容をスッキリさせる 何を盛り込む/盛り込まないべきなのか、内容を精査する 見た目をスッキリさせる スッキリした(余白が多めの)デザインがトレンド 気持ちをスッキリさせる 気持ちがスッキリしないと行動に結びつかない 初めての人と何度も経験している人では、抱えている課題が異なる。たとえば、初めての人であれば、スケジュール感、必要なもの、段取りなど、いろいろわからないことだらけだろう。