なぜ、こうなった――フジテレビの人気番組「ほこ×たて」で2013年6月9日、ハッカーとセキュリティ技術者が攻撃、防御の腕を競う珍しい企画があった。「どんなパソコンにも侵入する世界最強ハッカーVS絶対に情報を守るネットワークセキュリティー」という触れ込みである。 IT記者として、これを見ないという選択肢はない。何より、難解なハッキングの世界を、テレビというメディアがどのように料理し、分かりやすく紹介するのか、興味があったのだ。 結論からいうと、番組を視聴した後、何ともいえない違和感が残ってしまった。「『ほこ×たて』といえど、やはりハッキング勝負の映像化は難しかったのか…」と考え込んでしまった。 今回の「ほこ×たて」の事態は、日々セキュリティ関連の記事を書いている筆者にとっても、無縁ではいられない。防御側であるネットエージェントの説明、攻撃側である楽天所属のヴィシェゴロデツェフ・マラット氏への
7月8日の夕方、東京・渋谷駅で発車待ちをしていた電車内で男性が“銃の形をしたライター”を振り回す騒ぎがあった。乗客は一時避難し、暴れていた男性は警察に保護された。ところが、ネット上では、これが「発砲事件」「銃の乱射事件」といった誤情報に変換され、TwitterやNAVERまとめなどによって広く拡散される事態となっていた。 誤情報の発信源の1つとなったNAVERまとめ 渋谷駅で騒ぎが発生すると、Twitterには現場付近に居合わせたユーザーから「渋谷で拳銃持ったおやじが取り押さえられてる」「田園都市線渋谷駅、大混乱」など、現地の様子が続々と投稿され、一連のツイートをまとめるNAVERまとめが作られた。 このNAVERまとめは、鉄道事故関連ニュースbotやツイナビなど多数のフォロワーを抱えるアカウントや、ほかのまとめサイトに取り上げられたことで注目度が飛躍的に上昇し、騒動のハブとして機能した。
インターネット上でメールを共有できる米グーグルの無料サービス「グーグルグループ」で、個人情報や中央官庁の内部情報など少なくとも6000件以上が、誰でも閲覧できる状態になっていることが分かった。 確認できただけで4省庁の職員が業務に関するメールを公開しており、このうち環境省の幹部らは、今年1月に合意された国際条約の交渉過程を流出させていた。他国との会談内容も明かしており、同省は「セキュリティー意識が甘かった」としている。 グーグルグループは、登録者の間で同時にメールを配信できるサービス。ただ、初期設定のままだと閲覧制限がかからないため、気づかないまま情報を誰でも見られる状態にしているケースが多いとみられる。 読売新聞が調べたところ、全国の七つの医療機関や介護施設のメールで300人以上の病状が掲載されたカルテなどが公開状態になっていた。このほか、高校生の健康診断や中学生の家庭環境、政党の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く