タグ

2019年6月16日のブックマーク (1件)

  • 「とてつもない論文」はいかにして生まれるか(水越 伸)

    様式をはずした時、ものごとは見知らぬ姿形をして私たちの眼前に立ち現れる。私たちはその細部をまじまじと眺め、ためつすがめつその造形をとらえようとする。いい方を換えれば、様式というフィルターがない状態で、僕たちはものごととの関わり方を再構築するのだ。 CBXを目の当たりにした多くの人は、大型バイクという様式の眼鏡を吹き飛ばされてしまったから立ち止まったのであり、「なにこのバイク」というつぶやきはその造形をあらためて理解しようとした証だったのではないか。 僕たちの世界認識が様式と造形のあいだのバランスで成り立っているとするならば、それはバイクのような機械だけの問題ではない。 学術論文にも様式美はある 僕は大学院の教員なので、1年間に学生の修士論文、博士論文(以下では論文と略す)を合計15くらい読む。一つの論文が新書2〜3冊分くらいあるから相当な分量だ。 論文にも様式、つまり目次構成などの型があ

    「とてつもない論文」はいかにして生まれるか(水越 伸)
    mkawano
    mkawano 2019/06/16