新学期。子どもの入学や進学を機に、スマホを買い与えるかどうか悩む親は少なくない。スマホを使ったオンラインゲームをめぐるトラブルも増えている。心配は尽きないが、学校の学習でもネットを使う時代。親子で、上手に使うためのコツは――。 9歳の娘が、親のスマホでゲームをして、勝手に高額なアイテムを買っていた――。今年2月、甲信越地方の40代の母親から、消費者センターにこんな相談があった。業者から、アイテムの代金として5万円を請求されたという。 一方、関東地方の30代の母親から相談があったのはアダルトサイト。8歳の娘が、スマホでネット検索していたら、「画面がおかしい」と言ってきた。母親が見たところ、「誤作動はこちら」と指示する画面が表れ、操作すると、「お金を支払うようにというメールが送られてきた」という。 国民生活センターによると、スマホを利用したデジタルコンテンツに関する相談件数は、2009年度は2
信州大学の入学式における、山沢学長のスピーチが話題になっている。先行する記事で「スマホやめるか、大学やめるか」の見出しとともに 山沢学長は、昨今の若者世代がスマートフォン偏重や依存症になっている風潮を憂慮。「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と語りかけた。 と報じられたのが原因だ。この記述だけでもちょっとまずいな、と思っていたのだけど、全文を読んでみて、その思いが確かになった。なので、この件について手短に。 まず、全文が出たことで「やっぱり言ってることはまともだった」という感想が多いことについて、僕も異論はない。最初から「大学でスマホを禁止する」などと言っているとは思わなかったし、入学式のスピーチでそんな極端なことを言うはずもないだろうと思っていたからだ。 だが問題なのは、「スマホ依存症」に対す
スマートフォンが急速に普及するなか、どうしたらスマートフォンやインターネットを安全に利用することができるのか、高校生たちが意見を交わす「高校生ICTカンファレンス・サミット」が3日、東京都内で開かれ、各地の代表5人が子ども向け、大人向け、企業向けなどの提言をそれぞれまとめました。 この催しは日頃、スマートフォンの「ヘビーユーザー」として発信力のある高校生に、インターネット利用のリテラシーを高めるためにはどうしたらよいかを考えてもらおうと開かれました。 主催したのはモバイルコンテンツ審査・運用監視機構と、安心ネットづくり促進協議会、大阪私学教育情報化研究会です。 3日、都内で開かれたサミットには、全国5か所から代表の高校生5人が出席。 スマートフォンについて日頃、感じていることについて意見を出し合い、提言作りに取りかかりました。 生徒たちの議論は高校の先生やPTA、行政、それに携帯電話・ネッ
スマートフォンなどの新デバイスの利用状況や、SNSに代表される新しいWEBサービスの利用状況を把握することを通じて学生募集戦略の参考データを得るために、全国の高校生を対象に調査を行っています。 高校生のWEB利用状況の実態把握調査 2014 高校生のスマートフォン所有率82.2%、3年間で5.5倍に! 約6割がスマホで勉強=「スマ勉」がトレンドに ■スマートフォン所有率は82.2%、3年間で5.5倍に。 82.2%の高校生がスマートフォンを所有しています。 所有率は2011年調査の5.5倍(2011年14.9%→2012年39.0%→2013年55.0%→2014年82.2%)となり、大多数の高校生がスマートフォンを所有する結果となりました。 ■高校生の約6割がスマートフォンで勉強=「スマ勉」を実施。 スマートフォンの利用目的として「アプリの利用」「調べもの・情報収集」「コミュニティサイト
2013年7月28日、山口県萩市で大雨で川が氾濫した。一部の報道によると、地元の高校生たちはメッセージアプリの「LINE」を使って、地域の人たちに避難を呼びかけるなど、災害情報を伝えた。通行止めなどの情報は、ほかの報道などに比べてLINEの方が早く伝わったという。 この連載では、スマートフォン(スマホ)とその上で動くLINEなどのアプリが10代の青少年に及ぼす影響を書き連ねてきた(写真)が、こうした側面で使われたことも共有すべきと考えあえて触れてみた。 子供とネットにかかわる報道では、先週新聞やテレビなどで、厚生労働省の研究班(代表・大井田隆日本大学教授)の調査結果として、「ネット依存の中高生52万人」という内容が取り上げられた。これまで本連載でスマホ経由でインターネットにかかわりあう子供たちについて記載してきた筆者にとっても、興味深い調査結果だった。 病的な利用と認定されたのは全体の8.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く