2010年末の発売を控えた米GM社のプラグインハイブリッド車(PHEV)「Chevrolet Volt」に二つの大きな問題が持ち上がっています。一つは、これまでハイブリッド車(HEV)ではない、レンジエクステンデッド電気自動車(EV)だと主張してきたのに、エンジンが直接タイヤを駆動するモードがあることが明らかになったことです。そして、もう一つは、カリフォルニア州の排ガス基準において、ULEV(Ultra Low Emission Vehicle)の基準にとどまり、同州のenhanced ATPZEV(Advanced Technology Partial Zero Emission Vehicle)に対応したPHEVに対する購入支援金3000ドルをもらえず、さらに相乗り専用レーンを1人乗りでも走れる権利を示すステッカーも申請できないことが分かったことです。 VoltはEVの航続距離の問題を