ブリュッセル郊外のブリュッセル空港で25日、米ミシガン州のカリタ航空が運航するバーレーン行き貨物便のジャンボ機(乗員5人)が離陸に失敗、大破した。機体は真っ2つになり、燃料漏れを起こしたが、出火には至らず、乗員4人が軽傷を負い、手当てを受けた。 捜査当局が事故原因を調べている。 AP通信によると、機長が滑走中、爆発音のような音を聞き、離陸を中止。機体は滑走路を外れ、空港と都心などを結ぶ鉄道線路から約10メートル、民家から数百メートルの付近で停止、消防隊が緊急出動して出火を阻止した。 地元自治体の関係者は「鉄道や民家に大被害が出かねなかった。旅客機でなかったことも幸いした」と話した(共同)