春日大社を少し南にはずれたところ、人まばらな土塀も美しいのどかな住宅街を抜けたところに、新薬師寺はひっそりと建っている。 780年に失われた本堂ではなく、食堂(じきどう)に集められた薬師様とそれを円形に取り囲む 十二神将は、薄暗い土床のお堂に、激しいポージングで1300年立ち続けたまま。 まるで観客の居ない劇場に、迷い込んでしまったよう・・・。 というのは10数年前に行った時! お堂にはステンドグラス入っちゃって、新薬師寺、なんか「俗」なカンジになっっちゃてますよ! って報告は前々からうけてたから、まあ雰囲気は期待せずに行きましたが。 それにしてもお堂内のビデオ放送の音大き過ぎない? ステンドも思ってたよりデカい上、「神の光を浴びてください」ってコピーはちょっと。 薬師如来坐像は前と一緒で良かったです。 「おおきなおとうさん」を思わせるやさしい手のひら。 衣文の薄絹のラインは美しく、ファニ