まず、腹が減ったということと、空腹であるということについて。血糖値が下がっている問題であるというのはその通りだ。まずはそれでよい。腹が減ったという内的な感覚がまずあり、様々な労働や生活の現場で、長時間にわたって飯を食ってないという事実がある。そのように私たちは腹が減ったという感覚を感じる。飯を食ってないという事実が、一方に結びついている場合があることを考えていくことはよいことのように思われるのだが、腹が減っているという感覚に結びついていない場合もあるだろう。それを認めてもよい。私の考えを述べればこうなる。同意する必要はない。 すると今度は、腹が減っているということを、それは個人的なことでありながら同時にこの社会に普通に存在する価値や現実に関わっているように思われるのだが、どうするかという問題がある。結局、なにごとかをなし、なにものかを摂取するということになる。それほどややこしく、こんがらが