関空に帰国して、会見を開き、羽田空港に到着して会見を開き、羽田空港の外に出て3度目の会見をした常さん。 冷静に、滑舌よくインタビューに答える彼が5ヶ月に及ぶ辛い監禁生活から帰国したばかりだという事実をみんな忘れているようだった。 あまりにも非効率的なインタビュー。 誰一人、少しでも早く常岡さんを解放してあげようなどと思っていなかった。 常岡さんと同居している人から僕の携帯に「今日は帰って来れないのですか?」とメールが入った。 マスコミから解放されたら、僕が責任を持って送り届けますと返信。 その時間は深夜の2時近くになってしまった。 本来なら今までのアフガニスタンでの取材内容を含め、アフガニスタンがどういう状況なのかテレビで特集を組んでもらいたい所だが、残念な事にすべて断られてしまった。 4500億円の支援をする国。その国の政府側にいる人間が常岡さんを誘拐していた。 単なる誘拐~解放のストレ