アメリカの核兵器研究所で調査活動に従事していたローレン・モレさんの講演会の内容を再録します。 以下は、津野町と東洋町で地層処分騒動のさなか、2006年10月21日(金)に高知大学で開催した講演会とその後の夕食会で話された内容の抜粋です。 1 米国では「地層の90%をつくるバクテリア(土壌細菌叢)が金属を喰うので、地層処分はできない」というワシントンDCの連邦裁判所の判決があり、地層処分は中止、ユッカマウンテンの職員は解雇された。バクテリアも放射能で死滅するのではないかという疑問に対して、人間はデリケートだけれどバクテリアは不滅、影響を受けないそうです。(このあたりは2月の「いのちの食育シンポジウム」土壌細菌叢の情報が関連しそうですね) 2 キャニスターは水から隔離されないと安全は保てないが、雨水の浸透や、縦穴自体が導管となるのだから、地層処分は危険。ましてや地震の頻発する日本では地下水がど