桜沢如一氏創設の「マクロビオティック」を独自に研究し、「クシマクロビオティック」を世界に広めた久司道夫さんの著作です。 桜沢氏とはまた違う観点からマクロビオティックが解説されています。「宇宙の秩序」を具体的に「スパイラル運動である」と定義づけているところが興味深いです。桜沢氏の著作に慣れ親しんだ後でしたので、「宇宙の秩序ってこんな風にも解釈できるのか」と新鮮さを覚えました。 マクロビオティックで食べない方が良いとされている動物性食品について、「波動が荒いから」という理由づけがされているのも独特と感じました。『荒々しい波動をもっている肉を食べると(あるいは肉食を習慣化すると)、その波動が最終的にスピリチュアルな想念の波動を変化させ(略)私たちの精神世界に悪い影響を及ぼして、真実の世界をありのままに見ることができなくなってしまうのです』(p.116) マクロビオティックが目指すところが世界平和