夫婦別姓、集約難航必至 自民再開、保守派反対強く 時事通信 政治部2024年07月19日07時06分配信 自民党の「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム」で発言する逢沢一郎座長(中央)=18日午後、東京・永田町の同党本部 自民党は18日、夫婦が同姓か別姓かを選べるようにする「選択的夫婦別姓」制度の是非を巡り、約3年ぶりに党内論議を再開した。経団連が早期導入を求めたことが背景にある。ただ、保守派の反対は根強く、意見集約の難航は必至。9月に想定される党総裁選で争点となる可能性もある。 夫婦別姓、自民議論再開へ 経団連導入論踏まえ 自民は同日、休眠状態だった「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム」を再始動。逢沢一郎衆院議員を座長に選んだ。渡海紀三朗政調会長はチームの会合で「社会の在り方にも関係する問題だ。一朝一夕に結論が出るとは思っていない」と述べ、腰を据えて議論を進めるよう求めた。