■昨年の6月、アーカンソー州フェーエットビルにあるアーカンソー大学のアリーナでウォルマートCEOマイク・デューク氏は「これからは価格透明性な時代(era of price transparency)になる」と語った。価格の透明性とは、どこにいても様々なお店の価格がスマートフォンで瞬時に分かってしまうという意味だ。わざわざ競合店に行かなくとも、スマートフォンにダウンロードした価格比較アプリで簡単に調べることが可能になるとデューク氏は語ったのだ。調査会社ニールセンによると、スマートフォンの普及率は現在、44%になっている。そして、価格比較アプリ「ザ・ファインド(The Find)」を使った検索件数も毎月1,800万件〜2,000万件となり、昨年の1,300万件〜1,500万件から大幅に増加しているのだ。ザ・ファインドのダウンロード数は140万回だが、オークションサイトのeベイ・コムの価格比較ア