18日午後2時20分ごろ、愛知県一宮市西萩原の名神高速上り線で、工事による渋滞で車列の最後尾に止まっていた軽乗用車に、中型トラックが追突。弾みで押し出された軽乗用車が前方の車に衝突するなど計5台が絡む玉突き事故となった。 県警高速隊によると、軽乗用車に乗っていた同県小牧市間々本町、無職林鍵一さん(90)と妻とめ子さん(88)が心破裂で死亡。軽乗用車を運転していた同居の無職の長男一夫さん(67)が外傷性くも膜下出血で重傷となるなど計4人が重軽傷を負った。 県警は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、追突した中型トラックを運転していた同県春日井市鳥居松町2、運送会社員奥村晃史容疑者(45)を現行犯逮捕。「前をよく見ていなかった」と供述しているという。 奥村容疑者は、あばら骨を折る重傷で入院が必要なため、いったん釈放された。県警は回復を待ち、容疑を同法違反(過失致死傷)に切り替えて調べ