虹のパレット：「無自覚」のセクハラ男に要注意＝中村文則 - 毎日新聞よく何気なく、という感じで、女性を触ろうとする男がいる。あからさまなセクハラとのギリギリを狙う感じで。 例えば飲み会の席。横並びの椅子で、男女が座っていたとする。男の方が、その女性の背もたれに手をかけている。まるで肩を組む代わりに背もたれに対しそうするように。そして足を広げて座り、女性の足にふれようとする。女性が気づき、足を何気なく離そうとするが、男はもっと足を広げ近づこうとする。何であんなことをするのだろう？ ちょっと酔ってしまった女性に対し、歩ける？ 大丈夫？などと言いながら、身体をいちいち支えようとする男もいる。見た感じ、女性は全然歩けるし迷惑がってる。そういう男を見ると、僕はいつも具合が悪くなる。別に真面目ぶってるわけではない。何というか、触りたいならちゃんと口説け、と妙なことを思ってしまうのだ。断られたらきっぱり諦めろ。要するに、いちいち触ろうとするな。 この記事は有料記事です。
玄界灘へ ［74thHeaven］
