米航空宇宙局(NASA)による火星の明るい部分と暗い部分を表したコンピューターイメージ(2011年8月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/NASA/JLP/CALTECH/HANDOUT 【6月9日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の火星有人探査ミッションは、その方法の見直しと、問題を克服するための十分に計画された明快な戦略を描かない限り失敗に終わると警告する報告書が、米国学術研究会議(National Research Council、NRC)より発表された。 NRCは米議会の指示で作成された報告書の中で、米政府は火星への有人飛行という目標を達成するための「足掛かり」を利用するべきだと指摘している。 報告書が指摘する「足掛かり」とは、小惑星の探査、月面前哨基地の建設、さらには中国をはじめとする諸外国との国際協力関係の構築・強化などが含まれるようだ。 「現在の進路を進み続けることは、失敗