自民党の石破茂・元幹事長は11日、鳥取県米子市で開いた国政報告会で講演し、9月の党総裁選について「日本のため、次の時代のために絶対に勝ち抜かねばならない戦いだ」と述べ、勝利に向けた決意を表明した。 石破氏は「国会議員の7割が安倍首相支持で劣勢だ」と現状を分析したうえで、「今の政策でいいのか、今の党のあり方でいいのか。党員の皆様に思うことを述べて支持を得たい」と語った。 講演後は記者団に、2012年総裁選で石破氏に投票した小泉進次郎筆頭副幹事長の支持取り付けを目指す考えも示した。石破氏は「本当に日本を託すのに誰がいいかという判断を小泉氏はする。決め手は政策と国家運営に対する決意だ」と語った。